うたごえ喫茶の古い雑記帳から・・ |
書いて頂いたのは掲示板「サヨコへの伝言」のれがしさんです。 |
で、せっかくなら新郎本人に歌ってもらおうという事に。 それなら酔っ払い達も聴かざるを得ないだろうし(笑)。 新婦にはその事をナイショにし、座っていた新郎がいきなりマイクを持って歌い出す、こりゃ感動するだろうなんて思ってニヤニヤしたりしてました。 曲はいろいろ考えた結果、昔懐かしいチェッカーズの「夜明けのブレス」。 曲自体は簡単なんでいろいろアレンジしようかとも思ったんですが、歌詞が男が女を想う気持ちをストレートに歌ったモノでしたので、いじるのはやめて原曲通りに演奏し新郎の想いを聴いてもらおうという事にしました。 でも皆忙しいのでまともに練習も出来ないまま結婚式の日がやってきてしまいました。 ま、なんとかなるでしょ、てな感じで会場へ。 うーん、やっぱり披露宴ってイイもんだなぁなんて思ってる内に自分達の番が。 ボーカルが新郎である事がアナウンスされると場内大歓声。 新婦もビックリ!うーん、大成功と思いながらも自分のピアノから始まるんで少しキンチョーしてました。 いよいよ演奏開始。 キンチョーを振払うかのようにヨッシャーってな感じで弾き始めました。 しかーし、ここでキンチョーのせいか(そんなにキンチョーしていたわけではないんですが)ありえないミスをしてしまいました。 C、Fときて次はGなんですが、な、な、なんと思いっきりAmを弾いてしまったんです。 もちろんめちゃくちゃ簡単で間違うような場所ではないんですが、頭の中では「G」「G」と思いながらもなぜか指はAmを。 当然誰が聴いてもおかしいなと気付くような変な音が会場に響き渡りました。 あちゃーと思いながらもここであせっちゃイカンと思い、何もなかったフリをしながら弾き続けました。 幸い新郎も何もなかったかのように歌い続けてくれましたんでホットしました。 やっとベースが入るトコまでたどりつき、「あー、もう1人じゃないんだぁ」とチョット安心。 ギターも加わりさらにイイ感じに。 この頃には間違った事も忘れ、気分はミュージシャン。 めちゃめちゃイイ気持。 そして間奏で新郎がポケットにしまっていたハーモニカを取り出し吹き始めると場内は大喝采。 ピアノを弾きながら何か私も感動。 そしてサビのくり返し。 2度目はほとんどアカペラになるんですがここで手拍子をしてみたところ、会場全体が手拍子に。 盛り上がりは最高潮。 「君のことを守りたい〜」なんて結構照れる歌詞ですが何か「イイなぁ」と少し涙ぐみながら弾いてました。 そして無事終了。 イヤーよかった。 もう大成功でした。 最近は結婚式で歌ったり演奏したりする機会が多かったんですが、その中でも心に残ったというか忘れられないモノとなったと思います。 思いっきり間違ったのもありますし(笑)。まぁたとえ間違っ たとしても何事もなかったかのように弾き続ける、これでOKさー(笑)。 あとでビデオを見た時にはやっぱり思いっきり変でしたけど。 終わってみて思った事は人前で弾くって大変だけどやっぱり楽しいなぁって事でした。 また機会があればコリずにやってみたいなんて思ってます 音楽は聴くのも楽しいですが演奏するのも楽しいです。 人と合わせるともっと楽しい。 技術なんて関係ありません。 私は子供の頃10年程ピアノを習っていたのですがあまり楽しいと思った事はありませんでした(女の子と会えるのは楽しみでしたが(笑))。 あの頃と比べると弾けるとはとても言えない位指が動かなくなりましたが、それでも好きな曲を気の合うやつらと演奏する、ホント楽しいです。 これからも楽しみながら音楽をやっていきたいと思っています。 (2001年12月2日)
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