ゆりえさんの歌唱指導

うたを唄うには・・っていうお話

    「歌うの下手だから・・・」などと言わないで・・
    歌う事って簡単なんですよ。というわけで、ドラマの中でも活躍された音楽の特別講師津村ゆりえ先生に歌唱指導においで頂きました。

     


たっくん:今夜は特別ゲストとしてうたごえ喫茶「エーデルワイス」でステージをこなされる 津村ゆりえ先生をお呼びしてしています。

たっくん:こんばんは。ようこそいらっしゃいました。

ゆりえ先生(以下ゆりえ):こんばんは〜。お呼びいただいてありがとう。

たっくん:いいえ、こちらこそ。いつもお綺麗で。

ゆりえ:まあ、お世辞がお上手ねぇ。

たっくん:(ドギマギしながら)さて。今日は歌唱指導の講師としておいでいただいた訳なんですが、ズバリ、歌ってどうしたらうまく歌えるんでしょう?

ゆりえ:放送の中でもお話ししましたでしょう?歌はうまく歌おうなんて思わなくても良いのよ。本当の人の声っていうのは張り上げなくても低く響かせるだけで遠くの誰かにちゃんと伝わるの。空気。あなたが届いて欲しいと想った言葉はあなたのココ(横隔膜あたりを指しながら)を響かせて。そうすれば誰かの所に必ず伝わるわ。だから、決して声を張り上げないで。歌はね。想い。伝えたい誰かを思い浮かべて、丸く優しく響かせるの。楽に、気持ちよく。

たっくん:(感心しながら)そうですねぇ。その通りです。僕らがいつも考えていることをズバリ言われてますね。僕なんか歌うときに声をつい張り上げてしまうんですが・・・

ゆりえ:中学生位だと変声期の頃か終わってすぐでしょう?そんなことしたらせっかく出来た大人の声がつぶれちゃうわよ。それと、意外に知られていないけれど、女性にも変声期ってあるから気をつけてね。

たっくん:歌を歌うときってやはり呼吸法とかあるんでしょうか?

ゆりえ:そうねぇ。気をつけなければならないのは、さっきも言ったように横隔膜を動かす事かしら。難しい言葉では腹式呼吸と言うんだけど・・・。丁度良いわ。あ〜ると一緒に来ているから・・あ〜る。ちょっと来てごらん。

あ〜る:バウ?

ゆりえ:ほら、舌を出してハァハァ息をしているでしょう?その時胸よりちょっと下。丁度横隔膜の部分を動かしているのがよくわかるでしょう?これが腹式呼吸ね。いつも私達は話すときも呼吸するときも胸式呼吸と言って息を吸った時胸の部分が動くんだけど、歌を歌うときって空気を振動させる量が半端じゃないから胸式呼吸では耐えられないのよ。

たっくん:よく言われる「お腹から声を出す」ってヤツですね。

ゆりえ:そうね。元々赤ちゃんの時は私達はみんな腹式呼吸をしていたんだけど、年を取るに従って呼吸法自体を忘れてしまうの。だから意識して思い出そうとすれば誰だってすぐ思い出して素晴らしい声を出すことが出来るわ。あと、体の力を抜いて、特に肩の力を抜いてリラックスして声を出せば意外と簡単に自分本来の声を素直に出せるわ。特別に訓練とかしなくても大丈夫よ。それとね、忘れていることが多いと思うんだけど、顔。

たっくん:はっ。すいませんハンサムじゃなくて・・・

ゆりえ:そうじゃなくて・・・目を見開いて、頬骨を上げて、下顎を突き出してみて。そうそう・・。するとほらっ笑っている顔になるでしょう。さっき言った言葉で「響き」っていうのは体全体を使って空気を振動させることなの。顔はその振動させた空気を外に対して押し出す大事な部分なのよ。空気を口の中の何処に当てるかで曲の印象がガラリと変わることだってあるのよ。だから暗い顔で歌ったりすると歌まで湿っぽくなっちゃうから気を付けて。最後に一番大切なこと。歌うことを恥ずかしがらないで。小鳥がさえずるのと同じように古来から歌は私達といつも一緒にいたの。だから、歌うことはちっとも恥ずかしいことではないのよ。歌が下手な人なんて何処にもないわ。むしろ思っている事が伝わらない歌の方が最近は多すぎると私は思うわ。

たっくん:そんなもんなんですね。今日は短い時間でしたが、本当にありがとうございました。音楽部で作ったうたごえ喫茶楽しんで下さい。今度「エーデルワイス」にも是非お邪魔させていただきます。

ゆりえ:お邪魔じゃだめよ。歌いに来てね。

たっくん:はい!ところで、ゆりえさんのお孫さんの沙世子さんなんですが、今は何処に?是非一度お目にかかりたいと・・・

あ〜る:バウ!バウ!

たっくん:いてっ!噛みつかないの!いてて!(追いやられる)

どうでしたか?歌うことはちっとも難しくないんです。
あなたもこれでうたごえ仲間ですよ。

 

 
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