サンスイ AU−111vintage1999カタログ・画像集


私が試聴した際には、まだカタログが出来上がっていませんでしたので、この画像は印刷サンプルを特別に譲っていただきスキャナーで取り込みました。画像が大きくダウンロードに時間がかかると思いますが、大変素晴らしい出来ですので許可を得て掲載させていただきます。



これが表紙です。「ステレオプリメインアンプ」という字体が懐かしいのと「限定復刻版」という言葉が大きく書いてあります。全国で200台200人の幸福な方に向けて・・



内部構成の写真が2ページ目。調達に苦労したトランス。オイルコンデンサ、カーボン抵抗、そしてアナログ用のMCトランス(円内)等が説明されています。当然トランスは手巻きです!!




ブラックフェイス復活!と高らかに宣言しています。現在のサンスイアンプのデザインとは一線を画す、渋い道具としてのデザインがここにあります。復刻版とすることは開発期間及び開発コストの削減に大きく寄与しました。同時にそれはサンスイ技術陣の先輩たちに対するアンプチューニング能力の挑戦でもありました。電気回路か同じでも、出てくる音は圧倒的に異なるというオーディオの基本。そのことを改めて意識せずには、このアンプを買って欲しくありません。



オリジナルと最も異なるのはこのリアパネルでしょう。金メッキのジャックは残念ながらサンスイ得意のWBTではありません。プリOUTを2系統設けたのは、Visual系での使用を容易にするとともに、プリアンプとしての自信の表れです。ちなみにオリジナルはキャスターが付いていたと言うことですが、さすがに今回はPL法がらみでしょうか添付してありません。が、「お問い合わせがあれば、型番をお教えしますので入手は可能です。」とのことです。あくまでユーザー責任範疇で作業してください。



当時と同じデザインで作られたパネル類。黒いブラックパネルは現在のアンプに比べるとデザインが野暮ったい感じがしますが、左右対称の部品配置など、古典といわれるマランツ7の影響が見られます。なかなか味わいのあるデザインだと私などは思います。前段はプリ段、左右トランスの間にメインの初段があり、遮熱版の影に出力段6L6GCが見えます。個人的には6CA7(EL34)よりも音質的に好きです。6CA7はマランツ8B、9というF1マシン並のハイチューニングアンプが有名で、その為音質の良い球は殆ど市場に出てきませんが、6L6は人気のない球になりますので、今後の供給体制も中国、ロシア球を中心に心配ないと思われます。真空管アンプを購入されるときに真空管の供給状態を気にされる方がいらっしゃいますが、まず問題ないと思っていただいて結構です。ただし、例外もありまして(^^;;;初段に使用される12AX7という球はブランドによっては世界的に枯渇しています。特にムラード(マラード)製の物は市場に出ている物は、ほぼ100%偽物という噂もあり、私も過去ノイズが出て困ったことがあります┓(´_`)┏そのあたりのノウハウは音楽舎吉田さんに直接お尋ね下さい。基本性能以上のチューニングレベルのお話です。


ステンレスのシャシーがまぶしいですね(・o・)。そしてこの配線のすごさをとくとごらん下さい( '_';)「このくらい!」と思っていらっしゃるあなた。あなたはその配線を張るのに何日かかりましたか?1日で出来る方以外は批判しないで下さい。これがプロの仕事でしょう。このアンプの存在意義は、現在のサンスイが持つ技術ノウハウを、過去の遺産に回路を変えずにどれだけ反映できるか?という点にあります。アースポイント、アース母線等の配線引き回しは当時と微妙に異なります。

特に配線が込み合う初段付近です。配線材はヒアリングにより通常の錫メッキ線です。部品自体の個性をある程度引き出しながら全体的な音質決定を行う重要な部品です。同じく重要パーツのカップリングコンデンサのオイルコンが見えます(灰色の円筒形の物)

さて、これは何でしょう?プリ段の最後に真空管のように差し込んで使うMCトランスです。これも新たに巻き直して作ったものです。まだ日本で2本しかない物を持ってこられていたのを撮影させていただきました。アナログを楽しむ努力も怠りなく行ってます(--)(__)。考えてみると当時はアナログが最高の音楽ソースだったのですが、現在はCDがポピュラーになってしまいます。このあたりのチューニングの具合も聴き込んでみたいものです。

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